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備忘録として・・・

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20世紀を通じて、著名な建築家や経済思想家たちは、自己組織化現象としての都市や市場の本質に迫った(それをクリストファー・アレグザンダーなら「セミラティス」、フリードリヒ・ハイエクなら「自生的秩序」と呼んだ)。その結論は、複雑な自己組織的秩序そのものをアーキテクトが人為的に設計することはできないというものだった。しかし、いま情報環境の出現によって、セミラティスや自生的秩序「そのもの」を一挙に設計することは不可能でも、正と負のフィードバックへの操作的介入と、「スティグマジー」を支えるログの集積・保存を通じて、自己組織的秩序の宿りやすい「環境」(=「生成力」の高いアーキテクチャ)であれば設計可能になりつつあるのではないか。これが筆者の暫定的な結論である。